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日の丸宇宙開発宇宙肥溜を造って有人宇宙機に下を撒こう

中国宇宙開発が莫大な資金をかけて最先端の宇宙開発技術で宇宙開拓していくとかで、日の丸宇宙開発系がツイッターでギャァーギャァー騒いでたけれども。
順を追って考えると、騒ぐほどのことでもない。

すでに、旧ソ連の宇宙開発の没落という現実がある。
アメリカであっても、「探査」の次に「有人」ができるかというとそうでなく、有人火星探査が危うい=当然月長期居住も危ういことになる。
月での居住と言った場合には、何ヶ月周期で往復ロケットを打ち上げれ現実的なのか?。
ということからすれば、中国の宇宙開発がこれから先行していくとは思えない。
一方、ロケットの大型化は「相乗り」も多くできることで、市場競争力も強化できるということになる。
大型化と言うのは、大きな衛星が打ち上げられる、だけでなく、相乗りから費用対効果が大きくなるということだが。
が、衛星の過密化やスペースデブリ対策から、これからうなぎ登りに衛星打ち上げが増えていくとも思えない。

しかも中国の宇宙開発は、「マンパワー」ということが、どれだけ考慮されているのかは未知数。
彗星着陸なんて30年仕事。
つまり「引き継ぎ」が必須。
笑い話にもならんが工場でダンボールを発注したら、縦と横を間違えて裁断したのが届いて、箱に組み上げるのに往生こいた。
ダンボール会社が規模縮小で社員切り捨てで担当者を交替させたことで起きたミスだ。
当然、商機として他国に売り込む・他国の衛星を打ち上げるわけだが、これを経年どこまで責任を負えば良いのやら。
地球周回の人工衛星の打ち上げは3年周期とからしいが、それもその衛星と打ち上げに関わるスペースデブリの処分できればの話。
一方、「コウノトリ」のNASAとの共同シュミレーションでは、日本は酷い目に遭ったとか。
いや、そういうことをやりとげたから、今の「コウノトリ」が有るわけだが。
さらに、ではこの延長線上で、日の丸宇宙開発が宇宙ステーションを持って有人宇宙船でドッキングのシュミレーションすれば良いじゃないか?。
言うのは簡単だが、これはウンビャクマンエンとか、あるいはセンマンエン単位の金が飛ぶことになるかもしれない。
シュミレーションするだけで。
で、こういうことの予算右から左へ?。
実際にどこまで役に立つことか証左が取れると?。
で、「宇宙大国」のためには、それだけの人員を揃えることが前提になる。
中国は現段階ではできている。
が、地上では大企業病とか、聞いた話、エフピコとかトレーでは1000品種越えると会社がおかしくなるとか、はたまた企業買収はしたものの結局反りが合わなくて売りに出すとか。
「宇宙産業」というのは結局分野がそれぞれにあるわけで、「宇宙開発」と言ってしまうと、その全てを包括しているように思うのだが。
そういうところで思いに耽るのに、結局「マンパワー」の問題を克服しないとダメなんだなぁ。
だいた組織というものは、大きくなるとおかしくなる。ゼネラルエレクトリックとか、巨大企業は有るけれども、IBMも分野で敗退・・・つまり組織の切り捨てしているし、今後マイクロソフトが個人ユーザーを確保し続けられるとも思えない。
日本企業なんて散々たるもの。
「莫大な予算をかけた」からといって、必ずしも運営母体が安泰にはならない。
「商機」とか「シェア」もあるが、「マンパワー」つまりそれだけ組織を維持し続けるのが難しいのが人間というもの。
このことからすれば、日本が「宇宙大国」になれるというのは否定的にしか思えない。
現実問題、日本大企業の趨勢をはそのまま日本の宇宙産業にもあてはまることだ。
そのことは、組織運営の問題が露呈して止まない中国での宇宙開発組織が経年健全であり続けるとも思えない。
「予算」がなければ「日の丸宇宙開発」は進展しないというのは厳然たる事実だが、「マンパワー」についての理解が無ければ、厳しい宇宙開発は頓挫するのは火を見るより明らか。
近視眼的には、パワハラとかイジメとか残業とか、そうした組織・集団を病む良薬が無いのに、「宇宙開発集団」をまとめていく未来像が有るのだろうか?。
「莫大な予算がありさえすれば、日本は宇宙大国になれる」というのは幻想だよ。

で、「有人」というか宇宙ステーションだが、これはすでに「日本」がその高額の負担に「?」、ということになっているのではないのか?。
それはつまり、中国が今後どれだけ宇宙ステーションに注力するか?、あるいは他国のと協同運営がどれだけとりつけられるのか?、ということになる。

だいたい、宇宙飛行士の1日食の費用が100万円オーバーのはず。
一食あたりの質量は300gよりも多いはずだから、1日では軽く1kgはオーバーしているはずで、今の打ち上げ費用は1kgあたり100万円らしいのだから。

もう一つの問題は、食べたからには出す、つまり「排泄物」をどうするのか?。
現状、お空から宇宙飛行士のウンコ・シッコが降ってくる・・・オイ・・・のはずだが。
「宇宙機」は「質量保存の法則」でなければならない。
これは、「燃料」というこが今の問題だが、将来的に長期宇宙旅行となると、「パッケージの保存食」では缶詰を含む鋪装容器が往復の質量となって莫大な燃料の無駄ということなる。
缶も含めて包装容器が宇宙環境で消滅するようにすればだが、宇宙空間に漂えば秒速20km前後とかのスペースデブリ撒き散らかし続けることになる。
当然、排泄物は有人宇宙機に溜まるわけで、その保管場所・・・宇宙に捨てるならそれで良いが。
が、遠距離となれば「補給」が可能ではなくなるのだから自給サイクルが必須な分けで、「宇宙肥だめ」を用意して宇宙機内に下を振ることで植物を育てて食物サイクルを構築しなければならないということだ。
が、この「宇宙肥だめ」をするようにして宇宙機内に下を振る、というのは言うのは簡単なことだが、実現するとなると並大抵のことではない。
現状、ISSで日本人宇宙飛行士が、船内のあちこちの壁面とかから綿棒でサンプル採っていたが。
自然(「当然」だけど・・・)だけど、「肥だめ」というのはかなり複雑・多様な生態系になるはず。
病気からすればウイルスからだが、細菌・真菌・昆虫がわんさか蠢くことになる。
そうやって、「下」になっていくわけだ。
あんまし詳しくはないが、「屎尿」を直接撒くと強すぎて土壌・植物はダメージか・・・ミミズにオシッコをかけると腫れるよ。
ということは、そうしたものが宇宙船内にどのように飛散・拡散していくか、そのコントロールはどうするのか?。
飛散・拡散した場合の影響はどうなのか?。
そういう様々な基礎研究をしておかなければならないということだ。
最初は単種・・・って、地上での「肥だめ」の生態系を詳細にデーターにしてあるのやら?。
それを最初は単種類で、その次に複合にして、さらにどのような組み合わせが最適なのかを研究して、さらに宇宙船内での飛散・拡散の状態とコントロールを研究して・・・と~っても長い期間の研究をして、「長期宇宙滞在の目処が立つ」というもの。
もちろん、今の「補給」方式でも「宇宙滞在」はできるが、「宇宙に永住」あるいは補給無しのウンヶ月を越える宇宙滞在には、「宇宙肥だめ」は必ず必要になってくるし、補給にはいずれ限界を感じるようになる。
でもって、こういう実験を、宇宙ステーションの順番待ちでするというのは現実的ではない。

で、だいたい「肥だめ」というもの・・・つーか、今も土壌そのものが研究中というか、地球環境そのものが全世界の研究者で研究中という現状。
さらに悪いことに、人間が地球環境の構築の部位をしだいに削除していっている。
環境破壊・種の滅亡・開発による地域的な自然の剥離・・・。
テラホーミングとかスペースコロニーといったところで、それらが実現される頃には、地球環境そのものが理解できる状況に無い可能性だってある。
つまり、人間は地球環境に対して敬意も持たなければ地球環境の中で生きている一員であるという理解も無い。
にもかかわらず、地球のことには関心もたいして向けることなく宇宙へ向かおうというのはどういう気だ?。
「経済」からすれば、地球なんて金儲けの踏み台でしかないし、そのような気構えでさらに宇宙を踏み台にしようというところか。
「経済」というのは、まだ夢心地にしがみついていたいところだろうが、「経済」では物事は長続きしないのは歴史で繰り返されている。
「ブロイラー」は経済効果抜群らしいが、将来的には絶滅危惧種らしいし。
宇宙でプランクトンとかオキアミの類が養殖できるようになればだが、養殖物は地球環境でも継続してするには骨が折れるとか。
しょせん、いかに自然環境が人間の模倣を許さない優れたものか、だ。
一方で、O157とか、巨大イノシシとか、雑交種の猛毒のハブとか日本猿と台湾ザルの混血の凶暴ザルとか、自然の中で、あるいは人間行為の産物として、遺伝の変移のした種が現れても来る。
そのようなものは、テラホーミングやスペスコロニーなどの長期計画性の必要なものの細目の中ではでは「想定外」でしかない。
「宇宙を目指す」という割には、近視眼的視野狭窄すぎるというのが「宇宙開発」なのだろう。

一番現実的ではないのは、「宇宙肥だめ」つまり「生態系の循環」がもっとも必要になるのは、バンアレン帯の外に出てから、ということだ。
現状、NASAとか火星探査の障害の一つとして、「被爆量」に悩んでいる。
つまり、これと同じことで、「宇宙肥だめ」はバンアレン帯の外で機能しなければならないということだ。
したがって、このための実験にはバンアレン帯の外でしなければならないということになる。
が、そういう費用が各国、あるいは一部の協力国で出し続けることができるのか?。
方法は有る(妄想だが)が、「日の丸宇宙開発」はそこまで考えてはいないと思っている。
結局、そのようなことを考え合わせると、遠い未来の「宇宙」においても、「バンアレン帯」の中だけの覇権争い、ということになる。
まぁ、それでも「覇権」を持っていることにこしたことはないが。

そういうことからすると、「一国(あるいは一部の国が)」「宇宙開発」を先行したとしても、「宇宙開発」は将来的には進展しない。
「技術」ということからすれば、たとえば1企業だけが独占・・あるいは多くのシェアを持っていた場合、その企業が問題を起こせば世界的に混乱するというのは今も大問題になっている。
「覇権」として見た場合は「独占」に執着したいところだが、「産業」としてみた場合は、広範に技術を持ち合うことが安全策になるということか。
ん?、そういうところからすると、中国宇宙ステーションの「ハッチ」が「独自」の規格というのは将来的に問題にも成り得るか?。
そこのところはどうなんだろう?。
では、世界一丸となって、といったところで、アメリカはアメリカの諸行でアメリカを嫌っている国はわんさかある。
中国・ロシアにしても同様。
では、日本はどうするのか?。
「金」を出せば信頼関係が得られるというものでもない。
結局、人類「宇宙開発」の「マンパワー」はどうするのか?、という問題が根底にあって、これが払拭されないことには、「宇宙開発」は夢と終わることもありえる。
江戸時代の、屎尿と米を交換、が良いとは思わないが、まずは、「人間理解」と「地球理解(昔の人はその科学的知見の無いところでも自然を理解しようとしていたはずだが)」が進展しなければ、どんなに予算を確保したところで、「宇宙開発(特に有人)」は頓挫することになるだろうとおいらは展望している。


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